ことだま

言葉って むずかしいんだな。

 

胸のなかで たくさんこねて まぁるく まぁるく作り上げても 三角の形になって届いちゃう事がある。

そのままの形で受け取ってもらえれば 柔らかいボールを投げ合えるのに。

 

口から生みだした言葉は 紙に書いたのとはちがう。

消しゴムでは消せないんだよって 小さい頃に教えてもらった。

 

だから いつも 大切に形を整える。

だけど 届いた先で 形を変えられてしまうこともある。

まぁるいまんま手渡すのは とても大変なんだ。

 

心に 生まれたばかりの言葉は

トゲを抜いてあげなきゃ。

そのまま投げられたら痛いよ。

傷がいっぱいできちゃう。

 

言葉には 霊が宿って ブーメランのように飛んでは戻ってくるらしい。

先の尖った言葉は やがて 自分の心に向かって飛んでくる。

柔らかく 優しく飛ばしたなら

いつか 鳥の羽になって ふんわり ふんわりと 舞い降りてくるはずだ。

 

言葉は。。。

大切な人を くるんで守る バリアにもなるらしい。